FXは資産運用の選択肢に入るか?豪ドルのスワップ運用

初心者向け

FXの短期売買は、誰かを負かすことによって誰かが勝てる、いわゆるゼロサムゲームです。正確には証券会社の手数料分マイナスサムゲームとなります。
また、テクニカル分析といったチャートを見て未来の動きを予想することも後付け論にすぎません。

しかし、長期で機械的にできる方法で見ればトラリピやスワップ目的の売買など有効な手段も存在しているようです。
今回は資源国であるオーストラリア、豪ドルのスワップ目的の長期投資について資産運用の対象となるのかを考えていきたいと思います。

スポンサーリンク

豪ドル円のスワップポイントを目的とした取引は有効なのでしょうか?


引用:ファイナンシャルスター
1971年からの長期チャートを見ると、1985年まで450円から200円とかなりの円安水準でした。
ですがプラザ合意後は急速に円高が進み110円から55円程の間でレンジ相場を形成しています。

結論から言えば今後55円以下にならないのであればそこまで耐えられるだけのレバレッジをかけて運用すれば10%ほどの利回りが得られることからかなり有効な手段だということができます。
しかし、未来は占う水晶玉などないので有効だとは思えません。またチャートを見ると上値も下値も徐々に切り下がっていることも気になります。

 

安値は、プラザ合意後は90円程が最安、バブルが崩壊した1995年頃の下値は58.68円、2000年のドットコムバブルで55.4円、2008年リーマンショックで55.02円とことあるごとにどんどん下値を更新しています。

高値では、90年には原油高で120円、2007年のリーマンショック前には景気回復とエネルギー価格上昇で107円80銭、2013年には政策金利とエネルギー価格の上昇から105円41銭となり、やはり上値も切り下がっています。

このように上値も下値も切り下がっているのは、投資家の利益確定や損切の設定水準が徐々に下がってきているからだと思います。
チャートを分析した投資家は過去移動したラインに線を引き上値、下値の抵抗線とするわけですが、その利確タイミングを下に設定しなければ注文の手前で反発されて利確できなかったり、逆に損切りした瞬間に反発し上昇する、といったことが起こるからです。

実際、84年までは210円位が下値のサポートラインだったわけですし、チャートを見るとそこで買いが集まり反発しようともみ合っています。
91年頃までは87年の90円近辺がサポートだったわけですし、2000年までは95年の58円が下値サポートでした。

なので今後再び大きな暴落があるたびに下値はどんどん切り下げられていくと断言します。

このことから55円を下値とみてぎりぎりまでレバレッジをかけると、思わぬ水準まで下落して強制ロスカットとなってしまうのです。
また、政策金利や指標発表など有事の際にはスプレッドが大きく拡大することにも注意しなければなりません。

さらには、1985年のプラザ合意のように政治の意図によって通貨の価値は簡単に変えられてしまうことから外国為替取引による運用が必ずしも正しいとは限りません。

とはいえ、40円ぐらいまで耐えられるように運用するのであれば中長期で見ればある程度資産を築けるのではないでしょうか。

あごひじきのひじきでした。

コメント