あごひじきのひじきです。
マネックス証券が最低取引手数料を5ドルから0.1ドルに引き下げたことをきっかけに楽天証券が5ドル→0.01ドル、それに対抗しマネックスが0.01ドルと引き下げを発表しました。
※追記 マネックス・楽天も7月22日~最低取引手数料廃止になりました。
さらに、私も愛用のSBI証券が業界最安となる最低取引手数料の廃止を発表したことにより、今後他の2社も追随することが予想されます。SBIが最初に最低取引手数料廃止を発表したことは、細かい数字を競っていたマネックスと楽天よりも好感が持てますね。
これにより手数料負けを防ぐための最低買付け金額がほぼ無くなり、誰でも気軽に買い付けることができるようになります。
NISA枠が1万円分残っていたので、そんな場合にもメリットが大きいですね。
改正後各社手数料比較
楽天証券 | SBI証券 | ||
最低取引手数料 | 0.01ドル | 0.01ドル | 0ドル |
取引手数料 | 約定代金×0.45% | 約定代金×0.45% | 約定代金×0.45% |
最大取引手数料 | 20ドル | 20ドル | 20ドル |
さて、今まで最低取引手数料が5ドルとされていたことで買付け金額は1112ドル以上なければ手数料負けしていました。
1111.11ドル(最低買付け金額)=5ドル(最低取引手数料)÷0.45%(取引手数料)
このため、約12万円という大金が貯まるまで買付けを控えていた方も少なくないと思います。
しかし、今回の改正でこの最低取引手数料が0.01ドル以下に抑えられたことで、ますます米国株が身近なものになりました。
最低買い付け金額
改正前 | 改正後 | 適用日 | |
SBI証券 | 1111ドル | 下限なし | 7/22(月)~ |
2.22ドル | |||
楽天証券 | 2.22ドル |
SBI証券:最低買付け金額無し。(買付け額が何ドルでも、手数料0.45%)
マネックス・楽天:最低買付け金額2.22ドル
2.22ドル(最低買付け金額)=0.01ドル(最低取引手数料)÷0.45%(取引手数料)
マネックス証券は期間限定で為替手数料無料に。
この最低取引手数料以外にもマネックス証券は期間限定(2019/07/08~2020/01/07)で
としており、手数料合戦は為替手数料分が一時的にはマネックス証券優位になりそうです。
とはいえ長期的に見ればSBI証券はSBIFXαや住信SBIネット銀行を組み合わせることで無期限で為替手数料を安くできることから今後も私のメイン口座はSBI証券となりそうです。
為替手数料比較
期間限定 | SBI FXα | 住信SBIネット銀行 | 通常 | |
SBI証券 | – | 0.5銭※ | 4銭、又は2銭※ | 25銭 |
為替手数料無料 (19/07/08~20/01/07) | – | – | ||
楽天証券 | – | – | – | 25銭 |
※SBI FXαとSBI FXは別物なので注意。
※さらにSBI FXαは1万米ドル単位の取引なので100万円以上の資金が必要となります。
※外貨積立てを利用すれば手数料を2銭に抑えることができます。
スプレッド(為替手数料)は25銭や4銭という1円以下の単位ですが侮れません。
例えば、毎月10万円ほど入金している場合、(110円/ドルで計算)買い付けれる米ドルは909ドルとなりますが、そこに25銭の為替手数料なら227円(0.22%)。年間2724円、30年で8万円の損失です。
住信SBIネット銀行の場合:4銭→36円(0.03%)
SBI FXαの場合:0.5銭→4.5円(0.0045%)
細かいと思いますか?VTIやIVVなどは経費率を0.04%ほどに抑えたりして投資家のリターンを上げているんです。0.22%に上がったら買わないはずです。なぜなら他にもっと安い経費率の所ありますし、経費率を抑えることで投資家のリターンを加速させる事ができるんですから。
半年間は
今回の改正で月5000円以下という少額からでも米国株を買い付けることができるようになったのはとてもいいことです。低所得者だろうと資本主義の恩恵を受けることができるようになる訳ですから。もっとリスクを避けた運用方法や株式投資の魅力が広く浸透すればいいですね。
あごひじきのひじきでした。
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