あごひじきのひじきです。
世の中は代わる代わる変化するものです。
変化を恐れて動かなければ何も成し遂げられないばかりか大切なものまで失いかねません。
例えば、1980年頃までには定期預金に5%以上の金利がついたので、5000万預けていれば年間250万の利子を得ることができました。なので預金しておけば元本が保証されたまま資産も築けるのでわざわざ元本の変動するリスクの高い投資をする必要はありませんでした。
その後、証券会社や銀行などによって多くの悪質な投資信託が販売され、投資を知らない情弱がカモにされたことで、「やはり銀行が一番安全だ!」「投資はギャンブルだから手を出すな」などという預金信者が生まれ、さらに株式投資が庶民からかけ離れた敷居の高いものになりました。
しかし、現在では金利が低下してゼロ金利になり、政府がインフレ目標2%を掲げている、更に年金制度の破綻が確実なことから、ただ預金をしているだけでは資産はグングン目減りし、老後資金が足りなくなることは明白なので、今後は国民一人一人が投資して資産を増やすことが喫緊の課題となっています。
とはいえ、今まで銀行や証券会社によって騙されてきた情弱世代が株式投資は危険だ、ギャンブルだと呪いの呪文を唱えているため、これから資産を築いていかなければならない世代は情弱世代がかけた呪縛を解いて投資に望まなければなりません。
そもそも、このように変化に適用しようとしている人の足を引っ張るヤツはどこにでもいるもので、投資と関係のない本ですが、世界で2800万部を超えるベストセラーで、最近またビジネス書ランキングにもランクインしている『チーズはどこへ消えた?』の中にも登場しています。
この本は小人二人とネズミ2匹がチーズ(仕事や恋愛、家族など大切なものの象徴)を求めて迷路(人生)を冒険する物語で、1、2時間あれば子供でも読める実益ある本です。
チーズが無くなり始めたら別のチーズを即座に探し始めるネズミに対して、眼の前のチーズの変化に気づくことができず、チーズが無くなってから気づく小人。
片方の小人(ホー)は新しいチーズを求めて迷路に冒険に行ったほうがいいと提案するが、もう片方の小人(ヘム)の意見で行動に踏み出せません。
ヘムは大切なチーズがなくなってしまった絶望感で動かず、ホーに対して「迷路に入っても新しいチーズが見つかるわけない!」「迷子になって抜け出せなくなったらどうするんだ」と、冒険に出ることを阻害します。
上述した「投資は危険だ、ギャンブルだ」という情弱は、この物語に出てくるヘムと全く変わらず、はっきり言って害でしか無い。
結局この物語でホーはヘムの意見に惑わされたものの、最終的には冒険に出たことで多くの可能性に気づくことができました。
ホーのように情弱(ヘム)の呪縛から抜け出せた(株の魅力に気づいた)ものだけが資本主義社会の恩恵を受けることができるので、いつまでもヘムの意見に惑わされず、ネズミのような行動を心がけたほうが未来がグッと明るくなりますよ。
あごひじきのひじきでした。
コメント