….stem the tide of Migration through Mexico, and to our Southern Border. This is being done to greatly reduce, or eliminate, Illegal Immigration coming from Mexico and into the United States. Details of the agreement will be released shortly by the State Department. Thank you!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年6月8日
あごひじきのひじきです。
先程トランプ大統領がツイッターでメキシコとの通商問題で合意し、署名したと発表しました。
これにより、6月10日より予定されていたメキシコからの全輸入品への5%の関税及び、最大25%を上限に10月1日まで5%ずつ引き上げていく関税は無期限で停止され、さらに移民の流入を大幅に抑える措置が取られ解消されます。
主な内容
日経新聞より
- グアテマラ国境付近に警備隊を配備
- メキシコから米国に不法入国し保護申請をした移民はメキシコで待機。
- 効果が出なければ再度協議をし、90日以内に対策発表
- 両国が共同で中米地域の経済成長を支援し、移民発生を抑制
メキシコは同国全土、特に南部国境を優先し、治安部隊の配置を拡充・強化する。さらに国境を越えて米国に入ろうとする難民申請希望者は直ちにメキシコに送還され、そこで決定を待つことになる。 ブルームバーグ
アメリカとメキシコ、カナダの間ではNAFTAと呼ばれる関税なしで貿易できる協定を結んでいます。日本の自動車産業はこのNAFTAを利用し、メキシコをアメリカ市場向け生産拠点としていました。
そのため、アメリカで販売する日本の自動車産業は一旦米国に自動車部品を輸出し、人件費の安いメキシコに輸出し、組み立て・製造、完成車両を再度アメリカへ輸出という構造ができあがっていました。これを理由に米国がメキシコに関税をかければ、日本の自動車産業にも大打撃となり、トヨタやマツダ、ホンダなど関税発表時には3%を超える下落となっていました。
そもそもメキシコは輸出量の80%をアメリカに依存しており、この輸出がなくなれば同国の失業率は跳ね上がり大きな打撃になることは避けられないため、メキシコが折れるしか無いのが現状でした。
今回のメキシコとの移民・貿易問題の勝利で、トランプ大統領の手腕が改めて評価され、さらに公約として掲げている壁建設にも一歩前進したことで支持率は高まり、中国との貿易戦争に打ち勝てば来年の選挙は確実ではないでしょうか。
あごひじきのひじきでした。
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