【初心者必見】今を代表する将来有望な企業は避けるべき理由【成長の罠】

初心者向け

あごひじきのひじきです。

多くの情弱な投資家は、将来成長ができそうなハイテク株やバイオ株、最近では5G銘柄などに投資していれば、今後資産を爆発的に増幅出来ると考えるものですが、そのような派手な銘柄に投資することは賢明ではありません。

その理由は、投資家が将来の成長を期待できると考える銘柄は、同じく多くの投資家が成長できると考え、その結果、資金が集中しバリエーションに対して割高になるためです。

この研究結果はジェレミーシーゲル教授著の「株式投資の未来」で紹介されているのですが、その成長の罠に嵌まった企業としてIBMが取り上げられていました。

誰もがIBMのような最先端のテクノロジーを持つ企業は多くの社会に変革をもたらし、社会に影響を与えることから収益は莫大なものになる、と考えるのが普通です。しかし投資戦略となってくると、そのような期待が仇となるのです。なぜなら、今を代表する有名な企業には、多くの投資家が期待し購入することで、割高な価格になってしまうからです。

出典:株式投資の未来

上記はIBMとスタンダードオイル(現エクソンモービル(XOM))の比較です。

一目見てわかるように、全ての項目でスタンダードオイルが負けています。

しかし、50年前に投資した1000ドルは、スタンダードオイルが126万ドルだった一方、IBMはそれを下回る96万1000ドルとなったのです。年率リターンに換算してみると、スタンダードオイルに投資した資金は14.42%で成長した一方、IBMは13.83%と0.59%しか変わりませんでした。

それでも50年後の運用益には約30万ドル(24%)の差として現れるので、0.5%の違いといっても侮れません。

業績がIBMを下回るにもかかわらず、スタンダードオイルへの運用益が上回った理由はなぜでしょうか?

それは、投資家の期待値であるPERが原因です。IBMは平均PERが26倍と高水準だった一方、スタンダードオイルは石油事業と地味だったため、約13倍とそれほど期待されていませんでした。

その期待値の低さが高額な配当利回りを維持し、多くの株を買い付けることで、資産を増やすことができたのです。

これらのことから、今後急速に成長が期待できそうな銘柄というのは、あなただけでなく多くの投資家が同じように考えている可能性があり、思ったようなリターンが得られないばかりか、ボラティリティの大きさから狼狽しかねません。

なので、リスク許容度の低い投資家ほど、成長の罠に嵌まらないようにすべきであり、地味で退屈な銘柄を選考すべきであると考えます。

ちなみに現在IBMのバリエーションを見ると、PER14倍・配当利回り4.9%ほどと、50-00年までの平均PER26倍、平均配当利回り2.18%と比べてかなりいい水準ではないでしょうか。

 

あごひじきのひじきでした。

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