あごひじきのひじきです。
10連休の長い休みの中、新元号『令和』記念ということで、ポートフォリオ比率最下位だったフィリップ・モリス(PM)を85ドルで22株、約20万円分追加購入しました。
このフィリップモリスはアルトリアグループからスピンオフされた会社で、米国以外にタバコ事業を展開しています。米国の担当はアルトリアグループ(MO)が担っています。これはタバコという産業には訴訟リスクが憑いて回るため、その訴訟リスクを軽減すべく分社化しました。
同社が扱っている主なタバコ銘柄は『マールボロ』に『ラーク』です。電子タバコは『アイコス』とどれもタバコを吸わない人でも聞いたことのあるものとなっています。
ちなみに『Marlboro』の名前の由来はMan Always Remember Love Because Of Romance Onlyで、”男はロマンスだけのために愛を覚えている”だと思っていたのですが、諸説あるようです。
- 日本語公式サイトでは、イングランド南部のウィルトシャーにある町モールブラ(Marlborough)が由来とされている。
- フィリップモリスの工場があった、ロンドンのグレート・マールバラ・ストリートに由来するとの説。この通りの名称はマールバラ公ジョン・チャーチルを記念している。
- 米墨戦争の英雄、マールボロ将軍にちなむという説。
- “Man Always Remember Love Because Of Romance Only” の頭文字と言う説。
引用:wikipedia
指値注文出して注文単価切り上げて発注かけたのに、中国に対するトランプ砲でしっかり下げましたね。
これにより、フィリップモリス(PM)は、9.9%の比率となり、次回5月後半買い増し銘柄はコカ・コーラ(KO)かアルトリアグループ(MO)となりそうです。
このフィリップモリスはジェレミーシーゲル著の『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす
しかし、上のチャートのように値上がり益は見込めません。この銘柄の魅力は、値上がり益(キャピタルゲイン)ではなく、配当金であるインカムゲインだからです。たばこ事業は昔から変わらない製法で作ることができ、研究開発費など追加の設備投資を必要としない事業であるためフリーキャッシュフローが潤沢となります。このフリーCFが潤沢なフィリップモリスは、有り余ったキャッシュを配当金や自社株買いとして積極的に株を買ってくれた株主に還元してくれます。株主はこうして得られた配当金を同社に再投資することで莫大な資産を築くことができるのです。
営業CFマージンは15%以上あれば優秀といわれる中、30%超の水準となっていて、いかに高利益を上げているかがわかります。それに対し、設備投資額を示す投資CFはごく微量にとどまっています。
また、この銘柄が一番リターンを挙げた理由は、たばこ事業が常に訴訟リスクと隣り合わせであるため、上値を抑えられたことが理由の一つとして挙げられます。なぜ上値を抑えられることでリターンが他の銘柄より高かったかというと、上値を抑えられることで高い配当利回りを維持することができ、そこから得られた高額の配当金で安いまま放置されている同社の株を多く買い付けることができるからです。
多くの投資家がシーゲル教授に影響されて群がる中、配当金による複利効果で今後も市場平均以上のリターンを叩きだせる保証はありませんが、たばこという事業に追加の設備が要らないこと、値上げをしても離れないニコチン依存者の存在、経営者の株主尊重の姿勢、今後も続く訴訟リスクなどから、市場平均をアウトパフォームできる可能性もまだまだ残されていると考えています。
とはいえ、ポートフォリオをタバコ銘柄ばかりで構成してしまっては規制の対象となったときに大きく売られ、資産価値が大幅に下がる事にもなりかねないので、そうした時狼狽売りに走らないよう幅広く分散することが大切です。
あごひじきのひじきでした。
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