あごひじきのひじきです。
資産運用にはいろいろと種類があります。定期預金や保険商品、金といったものから、株式や債券などです。(他にも悪い例として、新興国へのスワップポイントなどもありますが、これには通貨防衛のための利回り上乗せということで、その利回り以上にインフレが進行していくため、結果として損をする可能性が高いので資産運用としては除外します。トルコなどがいい例です。)
これらの資産クラスをアセットと呼びます。資産運用をするにあたって、このアセットの特徴を十分に理解することで、失敗しないポートフォリオを作成することができます。

さて、資産運用では、資産を減らさずに運用していく、ということが重要になります。そのため、準備の段階で負けないポートフォリオ作成することがとても重要であり、今後のリターンにも関わってきます。
ポートフォリオを作成するにあたって株式はあなたの資産を高めてくれる最も優秀なアセットクラスです。定期預金はほとんど利回りを得られませんし、債券でも2~3%といった具合ですが、株式では6~7%のリターンが期待できます。しかし、株式は長期資産である、というごく当たり前の特徴を捉えていないと、目先の値下がりに動揺して狼狽売りに走りかねません。
狼狽売りをするということは自分で損失を確定してしまっていることになります。しかし、長期で見れば、下手な銘柄でない限り値上がりするので保有していれば必ず報われます。

このリターンの源泉となる株式の比率をどの程度いれることができるか、それを知るためにはあなた自身のリスク許容度がどの程度なのか把握する必要があります。
リスク許容度とは、あなたがどれだけリスクをとれるのかということなのですが、ここでいうリスクとは、”危険”ではなく、”変動幅”を示します。これはあなたの年齢や年収、生活によって変わってきます。
例えば、30代であれば、現役世代なのでこれからバリバリ働くことで安定した収入が得られる一方、結婚や家を買ったり、子供が生まれたりなど人生の一大イベントによって出費がかさんできます。
しかし、老後まで時間がある事や、安定した収入があることで、長期での資産運用が可能となる事から、リスク資産である株式を積極的に取り入れ、リターンを最大化させることができます。
一方、50代、60代と高齢になってくれば、労働による収入を得られる期間は限られてくるので、あまりリスク資産である株式を組み入れることはできません。そのため、金や債券などのリスクの低い資産の比率を上げて、小規模で株式を運用するといった具合です。
一般的に株式比率は『100-年齢』や『120-年齢』とされています。
ドコモの提供するTHEO+では簡単な情報を入力するだけであなたの年齢や資産に合ったポートフォリオを提案し、シミュレーションまでしてくれます。AIに運用を任せることもできます。
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わたしが診断した結果、株式63%、債券27%、不動産などのインフレヘッジである実物資産が10%といった具合でした。現在株式90%で運用しているため、THEO+の提案は保守的な結果となりました。
上記の表と見比べてもTHEO+の出したポートフォリオはほぼ的を得ています。
上記の表のように分散することで暴落局面でも資産全体が受けるダメージを減らすことができます。それぞれの資産の特徴を捉えて狼狽売りをせずに済むポートフォリオを作ることで資産の最大化を図ることができます。
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株式でのディフェンシブなポートフォリオの作り方を解説しています。

100%株式にすればその分リターンが大きくなりますが、暴落による影響も大きくなります。株式というリスク資産は、世界経済減速の影響を受けるので、実物資産である金に一部の資金を投資するのも一つの策となります。

あごひじきのひじきでした。
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