【FOMC】政策金利を解説します!【初心者向け】

あごひじきのひじきです。

日本時間の12/20朝4時に政策金利が発表されました。

金利の誘導目標を2.25-2.5%のレンジに引き上げました。2019年の利上げ見通しは前回予想の3回から2回に減少しました。2019年には1回の利上げで21年は0回です。

金利の誘導目標をレンジ内に引き上げとは

 

これは、短期金利(FF金利)をこの幅の中で収めるようにする、という事です。利上げ発表とは通常この短期金利のことを言います。
FRBは短期金利を直接操作することはできないのですが、市場に出回るお金の量を調整することで、間接的に短期金利を操作することができるのです。

短期金利とは

 

短期金利とはコール市場と呼ばれるところで付く金利です。

コール市場とは金融機関同士が短期のお金のやり取りをする市場です。

例えば、銀行は客からお金を預かっていますが、それをまた別の客や企業に貸し出し運用して利益を得ている訳です。なので手元資金はあまりありません。そんな時に多額の引き出しを求められると手元資金では足りないため、別の金融機関からお金を借りるのです。この時借りるお金に付く金利が短期金利(FF金利)です。FRBはここのお金の供給量を調整することでFF金利を一定水準に誘導しています。

なので、これからは2.25-2.50%の範囲内になるように誘導しますよ、という事ですね。

なぜ短期金利を上げる必要があるのか?FRBの目標

FRBの役割には物価の安定雇用の最大化があります。これらを安定させることを目的として政策金利を決めています。

金利が低いと銀行に預けてても、インフレ分目減りしてしまいます。

例えばインフレ率が2%であった場合25年でお金の購買力が半減してしまうのです。

もし、日本の政策通りインフレ率2%を達成できた場合、現在の金利で銀行に100万円預けていたら、今まで100万円で買えたものは102万円出さなければ買えなくなり、銀行に預けたお金は百万千円にしかならないため、たったの1年で19000円も損するのです。

なので、人々はインフレ率に負けないように金利の高いところに投資に回すのですが、その資金が増え過ぎてしまうと、供給量はあるのに需要が追いつかず、ダブついた資金が発生してバブルとなってしまいます。2000年におきたドットコムバブルがその一例でしょう。当時企業の名前に「ドットコム」と名前に付いているだけで投資資金が集まったのです。その後、当然需要がないのにも関わらず集まりすぎた資金は溶け、バブルは崩壊したのでした。このような事が起こらないように、お金が出回り過ぎる事が無いように(経済過熱)、FRBは政策金利を調整しています。

もし、銀行に預けてるだけで高い金利が付けば、みんなが銀行に預け、投資をしないので社会にお金が出回らなくなってしまいます。そうなれば経済は冷え込み、負のスパイラルに入るわけです。

物が売れなくなる

            

物が売れないから値段を下げたりと工夫する

             

会社の経営が傾く

             

経営が危ないから賃金が下がる、リストラもされる

             

ものが売れなくなる……

こうした事から日本ではデフレ脱却しなくてはいけませんし、新興国のようなハイパーインフレもダメなのです。

話を戻します。

失業率とインフレ率はトレードオフの関係にあり、どちらかが上がればどちらかが下がるのですが、経済の過熱を抑え、インフレ率が上がり過ぎないように政策金利で調節することによって、物価上昇と雇用のバランスをとるのです。

また、FRBが勝手に金利水準を決めてしまうと、株価や経済に影響を与えてしまうため、最近では市場とのコミュニケーションをとりながら中立金利を決めるのです。
今回の発表で市場はかなり悲観的になり株価は下げましたが、声明文に、『’’いくらかの’’更なる段階的な値上げ』であったり、『世界経済の動向を注視する』と警戒ではない柔らかい言い方に変え、市場を尊重している様子が見受けられました。

なので、市場が悲観しすぎている今がチャンスなのです。

あごひじきのひじきでした。

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